買取屋の逮捕

買取屋の逮捕

2011 年 8 月 5 日に、警視庁は東京都台東区上野 1 丁目の貴金属販売業「インフィニティ」「キャッシュバックス」社長の橋本 幸治容疑者 (41) を出資法違反(高金利など)の疑いで逮捕し、発表しました。

同法違反での立件は、全国初です。

同社は商取引を装って金を貸す「現金化業者」と呼ばれ、クレジットカードによってアクセサリーを買わせる手法で客に高利で金を貸付けていました。

橋本容疑者は 2010 年 3 月上旬から 2011 年 1 月中旬にかけて、千葉県浦安市の男性 (49) ら男女計 4 人に、1 個の原価が 30 〜 120 円にすぎないおもちゃのネックレスなど十数点を計約 416 万円のクレジットカードローンで販売後、手数料として計約 70 万円を差引いた計約 345 万円を 4 人に振込むなどして貸付けた疑いがあります。

客の多くは、生活費に窮する会社員や運転資金に苦しむ個人事業主でした。

警視庁生活経済課は「客の目的はあくまで借金で、同社の実態は闇金融だ」と判断し、今回の逮捕容疑では「法定利息を約 45 万円上回る額の利息を受取った。金利は法定利率 20 % の 10 〜 22 倍にもなる」としています。

上記以外にも、2006 年以降の 4 年間で全国 750 人に合計約 5 億円を貸付け、約 8000 万円の利益を得ており、最高 45 回の借入れを行った客もいたようです。

橋本容疑者は 2002 年ごろから高利の貸金業を営んだ後、2006 年に同社を設立して現金化業者に転身したそうですが、容疑を否認する一方、「逮捕されるとは思わなかった」「クレジットカード現金化には取りっぱぐれがない」とも供述しているそうです。

クレジットカードのショッピング枠現金化の国民生活センターへの 2009 年度の相談件数は 237 件でしたが、2010 年度には 617 件に急増しています。

また、日本クレジット協会によると、「現金化業者は 1000 近くあるとの情報もあるが、実態は不明。多くは決済代行業者を通じて加盟店契約しており、事業形態が分かりにくい」そうです。