プロパーカードと提携カード
クレジットカードの提携による分類
クレジットカードは、提携の面から 2 種類に分類できます。
- プロパーカード
- カード会社が単独で発行
- 提携カード
- カード会社と企業が提携して発行
提携カードの場合、クレジットカードの表面にはカード会社のマークが記載されます。
プロパーカード
プロパーカードとは、クレジットカードの中央に JCB などカード会社の名前が書かれていて、右下に JCB などの国際ブランドが記されたカードのことです。
現在は、プロパーカードよりも提携カードの方が主流になっています。
提携カード
提携カードとは、クレジットカードの中央に JAL など企業名が書かれていて、右下には JCB などの国際ブランド記されたカードのことです。
提携カードには、カード会社と企業の両方のマークが記載されているので、どこのクレジットカードなのか分かりにくくなっています。
現在のクレジットカードの主流は、提携カードです。
提携カードが主流になっている理由
現在のクレジットカードの主流は、プロパーカードではなく提携カードです。
これは、提携カードを発行する企業は顧客を囲い込むことができ、カード会社もその恩恵に預かることができるからです。
また、利用者にとっても、企業とカード会社の両方が提供するサービスを受けられるので、有利ということになります。
提携カードの種類
初期の提携カードは、信販会社とデパートにより発行されるものが中心でした。
現在の提携カードは、提携先の企業や団体により以下のような種類があり、内容も複雑になっています。
- 代行カード
- スイッチカード
- 加盟店開放型カード
- 大型提携カード
代行カード
代行カードとは、「クレジットカード会社が小売業者に代わって発行する提携カード」です。
日本では、1968 年に日本信販が松坂屋に代わって発行したカトレアカードが最初です。
提携先企業が会員を募集し、クレジットカード会社が与信や債権回収などの業務を行います。
クレジットカード会社から小売業者に以下が支払われます。
- 売上の一定割合の提携協力費
- 発行 1 枚につき 500 ? 700 円の報奨金
- 場合によっては、加盟店手数料の一部
スイッチカード
スイッチカードとは、「銀行系や流通系のように、系列の異なるクレジットカード会社が同じ提携先に発行する提携カード」です。
スイッチカードでも代理カードと同様に、クレジットカード会社から提携先に以下が支払われます。
- 売上の一定割合の提携協力費
- 発行 1 枚につき一定の報奨金
加盟店開放型カード
加盟店開放型カードとは、「ブランド会社が、自分の加盟店を提携カード会社に開放して発行する提携カード」です。
加盟店が少ない提携カード会社が、ブランド会社の大きな店舗網を利用することができます。
UC カードが、自分の加盟店を JR 東日本に開放したビューカードが例として挙げられます。
ブランド会社は加盟店を開放するだけで、業務のほとんどは提携カード会社が行い、加盟店手数料の一部をブランド会社に支払います。
大型提携カード
大型提携カードとは、「自動車・航空・ホテルなどがマーケティング活動の一環として発行する提携カード」です。
キャッシュバックやポイント付与が売りになる一方、発行枚数が膨大になる可能性が高いのが特徴です。
一般の提携カードでは 2 ? 3 万人で成功とされる会員獲得が、大型提携カードでは 100 万人単位となります。
そのため、クレジットカード会社は提携協力費・顧客斡旋手数料・保険料・初年度会費だけでなく、キャッシュバックやポイント分も負担します。
提携先企業が会員を募集し、クレジットカード会社が与信や債権回収などの業務を行います。
大型提携カードは、1995 年のトヨタカードから始まり、ホンダ C カード/日石イーナカード/X カード/三越カードなどがあります。
